アトピーの黄色い膿と、食欲と、ストレスの関係。
みなさん、こんにちは。
homeostajiaの深町です。
最近、県外の専門サロンに通われるお客様のことで、ご担当者の方(セラピスト)からお電話でご相談を受けました。
「アトピーで、脱ステロイドを繰り返されているお客様の肌から、黄色い膿を持ったブツがよく出るのですが、どうしたらよいのでしょうか?」とのご相談でした。
回答の前に、いくつか担当者の方に質問をさせていただいたところ、
・このお客様は、脱ステのリバウンド中は、強い炎症によって肌が真っ赤に腫れたり、落ち着いてからも黄色い膿を持つブツがよく出るとのこと。
・食欲が旺盛であること。
・体系はぽっちゃり型
・人柄は、芯の強い、シッカリした性格であること
などをお伺いしました。
これらの情報から考えられる、黄色い膿を持ったブツの原因は、「血熱」です。
血熱とは、文字通り、血に熱が入った状態。
血熱になると、皮膚が炎症を起こして赤くなり、乾燥したカサカサ肌になり、強い痒みが出ます。
主に、ストレス(イライラ・怒りの感情、喜びすぎ・ハイになった状態など)や、タンパク質や油脂分の多い食事、唐辛子や香辛料などの刺激物(辛すぎるもの)を摂りすぎたりすることによって起こります。
実は、アトピーなど、皮膚が炎症を起こす原因の多くは、血熱が原因であると言われています。
(そのため、漢方薬局やマクロビオティックなど東洋医学を基にした治療や民間療法を提供している機関では、まず血熱を改善するために、脂っこい食事や高たんぱくの食事、刺激物を控えることが大前提の指導を行います。)
ただ、なぜ、血熱になったのか??は、人それぞれ違いますので。
そこは、そのお客様のライフスタイルや性格を考慮に入れたケアが必要になってきます。
まずは、食事療法として上記の改善法を取り入れることは必要として…
一番の問題は、ストレスをどうするか??ですね。
ストレスの改善が、一番難しいのです。
ストレスを感じるのは、その人の心。同じストレスでも、人それぞれ感じ方が違うのですもの。
ストレスが原因による血熱は、イライラしたり、怒りっぽい性格などがあると、悪化しやすくなります。
たとえ感情を表に表すことがなくても、心の中に蓄積されるイライラや怒りも、悪化の元となります。
そして、上記のストレスが過剰になると、胃に熱が入り、「胃熱」という状態になります。
胃熱になると、食欲が過剰になり、刺激物や脂っこいものを食べたくなり、また食べても食欲がおさまりにくく、またすぐに食べたくなります。
また、体の上部、表面に熱が入っているので口が乾き、冷たい飲み物を欲しがります。
これら、全て、アトピーには大敵なものばかり。このような状態になると、黄色い膿はなかなか治まりません。
胃熱、血熱ともに、すぐにでも改善する必要があるのですが、食事の改善は出来るとしても…
ストレスが原因の場合は、お客様ご自身が自分自身の心に向き合って、ストレスを解消していく必要があります。
なぜ、こんなにイライラするのか?なぜ、こんなに腹が立つの??どうして?なぜ?
お客様には、きっと、人に言えない、けっして口には出さない、苦しみがあります。
自分でも気がつかない、辛い思いがあります。
芯の強い、真面目な人柄なら、なおさら。
お客様が、少しでも早く、良い状態で改善できるようになるために。
そのために、私たちには何ができるのでしょうか?
心から、私たちを求めて下さるお客様のために。寄り添い、支えとなれるように。
専門技術や、知識を提供するだけでは、乗り越えられない壁。
私たちに、何ができるのか、何を求められているのか。
担当者の方と一緒に、お話ししました。
真のプロフェショナルへの道です。難しくて、当然です。
でも、お客様には、今、あなたしか頼れる人はいないのだから。
しっかりしなきゃ。
笑顔で、がんばろう!ファイト
- 2016.11.02 Wednesday
- アトピーステさんと酸化コレステロールさん
- 12:30
- -
- -
- -
- -
- by Satsuki.M